私とカンボジア
2000.06.02
「この子らの未来のために」

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カンボジアの子供たちに囲まれている写真


カンボジアと言うと東南アジアの発展途上国、かつてポル・ポト政権下で悲惨な経験をした国というイメージが強く残っています。確かにその通りです。カンボジアはかつての圧制により、多くの教育制度が破壊され、教育を受けたくても受けられない、教育を与えたくても与えられない、そんな地域がまだまだたくさん残っているのです。

私は、自分がビジネスで得た収益を、未来を創る子供たちのために何とか役立てたいと以前から考えていました。そんな私に偶然の出会いがあり、カンボジアの子供たちとかかわる機会が与えられたことは、本当に嬉しいことです。そのいきさつについては、別の時にお話することにしましょう。

わたしは、先月(3月)もカンボジアに行ってきました。新しく建てられた学校の開校式に出席するためです。私がカンボジアに建てた3校目の学校です。今回はカンボジアの父、シアヌーク殿下の長男であるラナリット氏も列席され、楽しいひとときを過ごすことができました。


開校式以外の日は、地元の方たちが私を観光に連れて行ってくださいました。有名なアンコールワットもコースに含まれていましたが、どこへ行っても車を降りると子供たちが群がってきて、いろいろな物を買ってくれとせがみます。きっといつも観光客相手にそうやって商売をして家計を助けているのでしょう。でもその中に一人、ちょっと変わった子がいたのです。その子は、何も物を売ろうとしませんでした。が、別のある行動を取ったのです。何だと思いますか。(^。^) 見るからに腕白坊主といった感じのこの男の子は、私が行く先々で私の後ろに来て、大きなうちわで扇いでくれるのです。蒸し暑いカンボジアで何が観光客に喜ばれるかを察知して、物ではなくサービスを提供してくれたのです。いやあ、これには参りました。しかも一ヶ所だけではなく、私たちが見て回るコースに同行して、いや時には先回りしてサービスを続けるのです。こんなことがあった翌日の朝、私がホテルの玄関を出ると、何と昨日の腕白坊主がニコニコしながら私を出迎えるではありませんか。今日も昨日と同じようにうちわで扇ぐサービスをしてくれると言うのです。(+_+) 
そのために朝早く起きて、歩いて私の泊まっているホテルまで来てくれたのです。しかも泊まるホテルを教えてあったわけでもないのに…。驚きました。嬉しくなりました。



考えてみますと、このような子供たちが満足な教育を受けられずにいるのは、この国にとって大きな損失です。
この国が復興するにはやはり教育が何より大切なのだと思います。中には、今紹介した子のように、他の子とは違う発想の持ち主もいることでしょう。彼らがその長所を伸ばすような教育を受けたならカンボジアの将来は明るいものになっていくと思うのです。私はそのためにもこれからも、この土地に教育施設を作るために協力していきたいと思っています。 

この子らの未来のために!